このたび、新刊「早稲田文学⑦」を刊行いたします。
通常版・特装版の同時発売で話題を呼んだ前号「⑥」から5ヶ月。
充実の内容(近日公開いたします!)に加え、今後の展開についてのご報告も盛り込まれた、密度の濃い一冊となりました。
2月14日ごろ発売予定。
全国書店、Amazon、早稲田文学編集室にて予約受付中です。
お問い合わせはwbinfo@bungaku.netまで。
そして、「早稲田文学⑦」と「向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ」(未來社)の刊行を記念して、批評家・ライターの岡和田晃氏と、文芸批評家・小誌ディレクター/プランナーの市川真人によるトークセッションをジュンク堂書店池袋本店で行います!
■「早稲田文学7」(早稲田文学会)*「向井豊昭傑作集」(未來社)刊行記念トークセッション 反骨と哄笑の文学」
2月6日(木)19時30分〜
入場料:1000円(ドリンク付き)
ジュンク堂書店
池袋本店
文芸雑誌「早稲田文学」は、創刊123周年を迎える今も、黒田夏子や川上未映子など才ある書き手を輩出しつづけている。その一人に向井豊昭がいた。62歳(当時最年長)のときに「BARABARA」で早稲田文学新人賞を受賞。奇妙な文体とシュールな物語、真摯な問題意識のアンバランスは、発表直後から蓮實重彦、絓秀実、やがて中原昌也に激賞され、カルト的な人気を得る。昨年も、遺作のひとつが「早稲田文学6」に掲載され、新旧の読者を熱狂させた。
向井の亡くなった後にも、晩年に交流のあった批評家の岡和田晃が中心となって未発表作品をウェブ上でアーカイブし、『向井豊昭の闘争』としてまとめられる連載で、その先鋭性を今日の状況に結びつけ、再評価に努める。その岡和田の編・解説による『向井豊昭傑作集』がこの1月に刊行された。
同時期に刊行の「早稲田文学7」で第25回新人賞の募集を開始し、さらに川上未映子や松田青子ら新しい才能を発掘しつづけている同誌ディレクター/プランナーの市川真人をホストに、向井豊昭の作品と早稲田文学、そしてこれからの文学をめぐって語る。
プロフィール
市川真人
1971年東京生まれ。文芸批評家・早稲田大学文学学術院准教授。雑誌「早稲田文学」のディレクターやTBS系情報番組「王様のブランチ」のブックコメンテーター等も務める。著書に『芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったのか』。批評ユニット「前田塁」として『紙の本が亡びるとき?』などの著書がある。
岡和田晃
1981年北海道生まれ。批評家・ライター。日本SF作家クラブ会員。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望
伊藤計劃・SF・現代文学』、『向井豊昭の闘争 異種混交性の世界文学』(近刊)のほか、編著に『北の想像力
〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(近刊)、訳書に『ミドンヘイムの灰燼』などがある。
イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL
03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=3953
また、会場のジュンク堂書店池袋本店では、「早稲田文学派の人々」フェアを開催中です。
ジュンク堂のPR誌「書標(ほんのしるべ)」にて、フェアの紹介と、コメントつきの選書リストがお読みいただけます。
http://www.junkudo.co.jp/user_data/hon/pdf/syohyo201401.pdf(クリックするとpdfが開きます)
皆様のご来場をお待ちしております! |