早稲田文学編集室
WEB全体 サイト内
街に出て、書に出会おう。
お知らせ フリーペーパー「WB」 雑誌「早稲田文学」 gj 入手方法 早稲田文学について お問い合わせ WWW
HOME > WWW > 牧田真有子
トップページ
「WWW」とは?
キョウの料理
似せ金図鑑
小説のすきま
「早稲田文学」CGIshop
雑誌「早稲田文学」
WB 最新号
GRANTA JAPAN with 早稲田文学
別冊早稲田文学
「WB」設置場所提供 ご協賛・広告募集中

牧田真有子 連載「泥棒とイーダ」


 高校一年生の勝見亜季は幼い頃、ある男に命を救われた。このずっと前の出来事が、いまでも亜季を支えている。
 その恩人の佐原さんは二九歳、在宅の校正者。日課は人助け、と言うには激しすぎる善行。あるときは助けた人を怯えさせ、あるときは闇夜の屋敷から黒装束で現れる。
 そんな命の恩人を慕い、後をついてくる亜季に向かって佐原さんが放つ一言は――。

 支えを失うとき、人は弱くなる。でもまた歩き出せる。
 かつて命の危機に瀕した女子高生と、彼女を救ったドS気味のアラサー男子、クセ者揃いの同級生がくり広げる恋愛小説。
(この連載は基本的に、隔月でお届けします。)


牧田真有子(まきた・まゆこ)  80年生。「椅子」で「文學界」新人賞奨励賞を受けデビュー。人が抱く寄る辺なさと、世界が孕む不確かさを、丁寧にすくいあげ描きとる。主な作品に「夏草無言電話」(「群像」09年5月号)、「予言残像」(「群像」10年6月号)、「合図」(「早稲田文学記録増刊 震災とフィクションの“距離”」)、「動物園の絵」(「早稲田文学6」)など。





* * *

▼最終回「私は泥棒だ (PDF 2014.9.10 UP)



* * *

▼第12回「砕けた青、飛び散る破片 (PDF 2014.8.5 UP)



* * *

▼第11回「直せない誤謬 (PDF 2014.5.1 UP)



* * *

▼第10回「その人、強い? (PDF 2014.2.24 UP)



* * *

▼第9回「夢の醒め際 (PDF 2013.11.1 UP)



* * *

▼第8回「踏み越えた人たち (PDF 2013.9.5 UP)



* * *

▼第7回「個性の目録化、始まる (PDF 2013.9.5 UP)



* * *

▼第6回「彼の見知らぬ顔 (PDF 2013.3.8 UP)



* * *

▼第5回「ここに居てもいい資格 (PDF 2012.12.03 UP)

 勝見亜季はふつうの高校1年生。同級生の史乃のしつこい攻撃も、屋上の柵越えと跳躍事件のあとにはもうなかった。そして亜季は、自分が進もうとする方向を理解しつつあった。
 一つは、イーダ会。生きづらさを抱える人たちの集まりだ。メンバーの一人、ミステリアスな女性・セツに誘われ、深入りしてゆく。
 もう一つは、佐原さんとの関係。一緒にいられる、でも愛情とはちがう曖昧な2人の関係はどこへ行くのか? そこへ、同級生の沼男も急接近する。
 亜季の選択が、いくつもの選択を連鎖し、景色を変える。


* * *

▼第4回「この向こう側へ (PDF 2012.9.11 UP)

 勝見亜季は高校1年生。あるとき以来、クラスメイトの史乃から執拗な攻撃をうけていた。そのきっかけは、中学生のころに起きた事件。ひとりの少年の手によって、クラス全員が参加するゲームとしてのいじめが行われたのだ。
 一方、命の恩人・佐原さんとの関係は曖昧なまま。亜季のわがままをきいてくれるものの、彼の真意はわからなかった。佐原さんの家で語られた過去によって、むしろすれ違いを感じてしまう。
 全部がよそよそしく感じられるなか、亜季は選択の時を迎える――。


* * *

▼第3回「Just for Fun (PDF 2012.5.18 UP)

 勝見亜季はふつうの高校1年生。命の恩人の佐原さんに突き放され、ふさぎ込み、何もかもが面倒に感じられてしまう。
 そんな亜季を見て、陰湿な攻撃をはじめる同級生の史乃。そこには、ふたりの中学生のときに起きた事件が関わっていた。
 一方、亜季の学校では文化祭準備の真っ最中。おざなり少女の亜季も、クラスメイトに言われるままに参加する。同級生の沼男に誘われ、エコイベントに取材へ行くことに。
 亜季自身の気持とは裏腹に、外から彼女の世界は変えられていく。


* * *

▼第2回「おざなり少女と刺青の男 (PDF 2012.2.29 UP)

 勝見亜季はふつうの高校1年生。幼い頃にある男に命を救われた。その命の恩人の佐原さんは、ぶっきらぼうでドS気味のアラサー男子。
 そんな佐原さんを慕う亜季。けれどある日、佐原さんが言い放つのは、
「死にたいときは死んでくれ」
という言葉だった。
 亜季はショックを受け、佐原さんの真意を問うこともできなかった。
 その日から、亜季の世界は急に色褪せていく。学校の授業も、文化祭の準備も、クラスメイトの親しみも、何もかもが面倒に感じられてしまう。
 そんなとき亜季の前に現れた、「イーダ会」という同好会のビラを配る男。そして亜季を執拗に詮索するクラスメイト。
 支えの外れた少女の世界が、急速に変わっていく。


* * *

▼第1回「命の恩人は黒装束!? (PDF 2012.1.19 UP)

 Wasebun on Web小説シリーズ第2弾、牧田真有子さんによる〈泥棒とイーダ〉第1回をお届けします。

 「あなたを支えているものはなんですか?」
 高校一年生の勝見亜季は幼い頃、ある男に命を救われた。このずっと前の出来事が、いまでも亜季を支えている。
 その恩人の佐原さんは29歳、在宅の校正者。日課は人助け、と言うには激しすぎる善行。あるときは助けた人を怯えさせ、あるときは闇夜の屋敷から黒装束で現れる…。
 そんな佐原さんを慕い、後をついてくる亜季に向かって佐原さんが放つ一言は――。
 支えを失うとき、人は弱くなる。でもまた歩き出せる。
 かつて命の危機に瀕した女子高生と、彼女を救ったドS気味のアラサー男子、クセ者揃いの同級生がくり広げる恋愛小説。


サイトマップ著作権について免責事項プライバシーポリシー